あらすじ
舞台は、とある極寒の中央集権国家に存在する架空都市――バストリナヤ。
幾多の組織と治安機構がひしめくこの街は、国政と軍事の中枢であり、腐敗と混迷が交錯する硬質な都市である。
そんな国家の片隅、猟師の家に生まれたショウ・アヴェリンは、素朴な正義感と射撃の才を持つ少年。
一方、荒れた環境で生き延びてきた少年、トラフィム・マルカヴィッチは、気難しく、素直ではないが、その奥底には誰よりも強い意志と、消えない傷を抱えている。
まったく異なる環境と気質を持ちながらも、彼らはそれぞれの想いを胸に、治安維持組織“ミリツィア”への入隊を志し、訓練生としてノルディア訓練院に足を踏み入れる。
初めこそ反発し合っていたふたりだったが、反発しながらも訓練を共にし、次第に理解を深めていき、やがて背中を預け合う“相棒”となっていく。
――だが、訓練生としての静かな日常は、ある任務中の事件をきっかけに一変する。
国家に潜む“組織犯罪の闇”。
そして、避けられぬ運命に巻き込まれていくふたり。
その最前線に立たされることになった彼らは、やがて、国家の裏側に潜む真実と向き合っていく。
『ミリツィア』は、正義と腐敗の狭間で揺れる若者たちの葛藤と成長を描いた、ミリタリー・アクション×偶像劇です。
本作には、物語の中で自然に生まれる軽度なBL(同性愛)描写が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
※カクヨムにも連載しています。