あらすじ
クラスごと異世界へ召喚された九鬼蒼太は、「適性なし」と判断され、女神によって理外領域《深淵》へとランダム転移させられる。
そこは神ですら完全に干渉できない、世界で最も危険な禁域だった。
生存率は、0.0001%。
助けは来ない。祝福もない。与えられたのは、絶望だけ。
それでも蒼太は生き延びる。
深淵で一年を過ごす中で、彼は神の支配の外にある力――天職《式神使い》に覚醒する。
魂、影、存在そのものを支配する力。
理外領域を攻略し、神術と神器を手に入れ、神の管理から外れた存在となっていく蒼太。
一方、勇者として選ばれたクラスメイトたちは、女神の導きのもと成長を続けていた。
だが、彼らはまだ知らない。
この世界が、女神の「遊び」であることを。
そして――
深淵に捨てられた存在こそが、唯一、神へ到達できることを。
これは、勇者の物語ではない。
神に捨てられた少年が、理外を支配し、神と対等になるまでの物語。