あらすじ
■あらすじ
「また傷つくくらいなら、誰とも深く関わらない」
そう決めて生きてきた遠井佳子(とおい かこ)。
原因は、小学一年の夏。
大好きだった幼馴染・明日野美来(あすの よしき)に、心を込めて描いた一枚の絵を破かれたことだった。
喧嘩。沈黙。
そして、突然の別れ。
謝れなかった言葉。
伝えられなかった想い。
十年後——
転校生として現れたのは、「近井美来(ちかい よしき)」と名乗る少年。
背が高くなり、面影を残しながらも別人のように成長した彼。
本当にあの子なのか?
それともただの偶然か?
止まっていた時間が、静かに動き出す。
破かれた絵の続きを描くのは、過去か、現在か、それとも——未来か。