あらすじ

『「俺たちは道具じゃない。歴史を、喰らってやる」――裏切られた傭兵たちが、泥と鉄のゲルマニアで最強の軍団を築く。』 かつて傭兵は「領民の守護者」だった。だが、フランク王国の狡猾な貴族・オルレアン伯により、彼らは勝利のために消費される「使い捨ての肉壁」へと零落した。  策略により壊滅した「憂国の傭兵団」。その生き残りである知将・シンと、最強の女傑・ガーブは、新天地ゲルマニアへと逃れる。そこは五色の巨大な「傭兵群団」が戦争を飯の種として支配する、独自の秩序が支配する土地だった。  「何が何でも、生き残ってから戦う」  かつての誇りを捨て、泥を啜ってでも生存に執着するシンたちは、廃墟の旧帝都に「緋色の傭兵団」を旗揚げする。裏社会の掌握、兵站の確立、そして孤児たちの教育――。単なる戦闘集団を超え、一つの「国家」のごとき機能を持つ組織へと成長を遂げていく。  すべては、自分たちを裏切ったオルレアン伯を討ち、蹂躙された傭兵の矜持を取り戻すために。これは、時代の潮流に抗う傭兵たちの、泥臭くも鮮やかな興亡の記録である。

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カクヨム
カクヨム2026/03/01
  • 現在の作品緋色の傭兵団の物語「ゲルマニア編」