あらすじ

王国の聖女として三年間祈り続けたアルシエラは、ある日突然「偽物」と断罪され、公開の場で婚約を破棄された。 群衆の罵声を浴び、聖女紋章を焼かれながら、彼女は感情を爆発させることなく、ただ一言だけ告げる。 「——では、もう祈りません」 誰もその言葉の意味を理解していなかった。 自分の祈りが寿命を削っていたこと。王家の術式が己の魂を搾り取っていたこと。すべてを知ったアルシエラは静かに決意し、隣国へ渡る。 一か月後、魔物侵攻。 二か月後、疫病。 三か月後、飢饉——。 三年後。やつれ果てた王太子が、石畳に両手をついた。 「祈ってくれ」アルシエラは、穏やかに口を開いた。 「祈りを止めたのは、あなた達ですよ?」

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小説を読もう2026/03/01
  • 現在の作品処刑寸前で聖女を剥奪されましたが、祈りを止めたのはあなた達ですよ?