あらすじ

『義体刑事は死者のログを聞く』 人体の八割を義体化した新人刑事・時任(ときとう)ユウは、都市の電脳犯罪を扱う「公安特務課」に配属される。相棒として渡されたのは、人格を持つ捜査補助AI《ネオン》。毒舌で皮肉屋、しかも「人間はバグだ」と言い切る最低な相棒だった。初任務は、事故死として処理された市民の電脳が、死亡後も街の監視網にアクセスし続けていた事件。 死者が残すはずのない足跡。改ざん不可能なはずの都市ログ。そして現場に残された、あり得ない一文――「おまえの身体は、もうおまえのものじゃない」。追うほどに浮かび上がるのは、違法義体売買でも、単なるハッキングでもない。都市OSそのものが、人間のゴースト(魂)を選別し、上書きしている疑惑だった。 ユウは自分の義体に埋め込まれた不明な機能と、失われた過去の記憶を抱えたまま、事件の核心へ踏み込んでいく。だが《ネオン》は言う。「君が追ってるのは犯人じゃない。君自身の本体だ」と。 ――鋼の肉体と、硝子の記憶。この都市で人間と呼べるのは、いったい誰なのか。

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小説を読もう2026/03/01
  • 現在の作品電脳公安0課:相棒AIは嘘を嗤う