あらすじ
王太子ヴィルフリートから、王城の大広間で婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢アズリア。
だが、わたくしは扇の陰で微笑んだ。
(……予定通りの減価償却ですわ)
五歳のあの日から投じてきた魔力は、すべて固有魔法『魔法契約』のための投資。
「一方的破棄の際は、対象の最も価値ある資産を没収する」
契約に基づき、王家の象徴『光属性魔法』を強制差し押さえ。
返還条件は金貨五万枚。払えないなら代替履行を。
――わたくしが次なる投資先に選んだのは、触れるものを死に至らしめる「呪われ公爵」ライアス様。
死神の呪い?
いいえ、それは未開発の巨大資源ですわ。
呪いを仕入れ、炭酸飲料と温室事業へと転用。
死の土地は大陸随一の富を生む領地へと変貌し、ついには王家すら経済的に支配する。
一方、光を「期間限定リース」にされた元王太子は、更新不能で失光。
保証人となった聖女は担保として魔力を差し押さえられることに。
「愛なんて不確実な資産……」
「ならば一生分の愛を利子にして、私のすべてを君に預けよう」
守銭奴令嬢が死神公爵を“最高級物件”へと磨き上げ、王国を丸ごと買収する逆転経済ざまぁファンタジー!