あらすじ

二〇二八年―― 世界の男女比は【1:50】。 男性は“保護対象”として法律に守られているはずだった。だがその実態は、過剰な独占、執着、そして歪んだ愛に囲まれた息苦しい日常。 そんな世界で、俺――**霧島春人(きりしま はると)**は、名門女子校【東京の彼岸花高校】に通う数少ない男子生徒の一人だ。 黒髪に青い瞳。身長178cm。困っている人を放っておけない性格のせいで、気づけば校内でそこそこ有名人になっていた。 だが俺は、ただ普通に青春を送りたいだけなんだ。 生徒会には、個性豊かな少女たちが集まっている。 幼なじみで生徒会会計の赤羽 勇気(あかばね ゆうき)。赤い長髪に紅い瞳を持つ明るい少女。いつも俺の隣にいてくれた存在。だがその笑顔の裏に潜むのは、次第に膨れ上がる“独占欲”。 無口で神秘的な一年生書記、鬼怒川七海(きぬがわ ななみ)。銀髪ショートの彼女は、なぜか俺にだけ心を開いている。その静かな視線の奥に秘めた感情とは――? フランス出身の威厳ある生徒会長、セラ・ホールドウェイ。金色のツインテールを揺らしながら、圧倒的カリスマで学校を統率する存在。だが彼女もまた、俺に対して特別な視線を向けている。 そして、中二病全開の副会長、高宮瑞希(たかみや みずき)。ゲーム仲間でもある彼女は、軽い距離感で接してくるが、その距離は時に近すぎる。 女子率99%の閉ざされた楽園。その中心に立たされる、たった一人の男子。 友情のはずだった関係は、やがて歪み始める。優しさは依存に変わり、好意は執着へと姿を変える。 ――俺はただ、普通でいたいだけなのに。 生徒会を辞め、学校を去ろうと決意したその瞬間。幼なじみの笑顔は、ゆっくりと壊れていく。 「春人は、私のものだよね?」 絡みつく視線。外れない鎖。逃げ場のない選択。 これは、愛が過剰になった世界で、一人の少年が“自由”を求めて足掻く物語。 だが―― 本当に逃げられるのか? それとも、この学園こそが“檻”なのか。 歪んだ愛に包囲された青春監禁ラブサスペンス、ここに開幕。

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カクヨム
カクヨム2026/03/01
  • 現在の作品僕は役立たずだと思って学校と生徒会を辞めようとした。でも、周りの女の子たちが誰一人として僕を手放してくれない