あらすじ

「そうすけどんしまつ」は歌舞伎・伽羅先代萩で有名な伊達騒動から発想を得た物語です。 奥州蓮臺藩初代藩主・篁藤次郎の血を引いた「笹葉惣右介」は、8年前に謀反の濡れ衣を着せられ、「無刑」と言う理不尽な刑に処された為、名字帯刀の身分を剥奪されています。両親は既に亡く、今は年老いた乳母と二人、蓮臺のご城下はずれのあばら家でほそぼそと暮らしています。そんな惣右介のところに、極寒のある晩、おねずと名乗る美しい少女が現れます。おねずは惣右介の魂を取りに来たと言いますが、死んだ母との約束で乳母が生きているうちは、おねずに魂をくれてやることはできません。とりあえず、惣右介はおねずを家につれて帰ります。 さて、おねずは「ねずみ浄土」の大黒ねずみの長・黒脛巾の末娘でした。不用意に惣右介に助けられてしまったがために、ねずみ浄土に大きな災厄をもたらし、おねずはその責を負って、ねずみ浄土を追放されたのでした。おねずがねずみ浄土に帰る為には、災厄の原因になった惣右介の魂を奪わなければなりません。おねずはそのために、お伽婆様と取引をして人の形に姿を変え、惣右介の元に現れたのでした… この二人に、篁藩の三代目当主・実之助をめぐるお家騒動や吉原の花魁・曼殊太夫と家宝の茜胡の話が展開されていきます。ここに初代・藤次郎にまつわる大黒ねずみとの因縁も絡んできます。そして篁家にとって大黒ねずみの存在は…と、話は進んでいきます。おねずに残されている時間は3年。長いのか、短いのか。 蓮臺で始まった話は、後半、江戸へと舞台を移します。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/01
  • 現在の作品そうすけどんしまつ 河北守殿奉行笹葉惣右介狼藉始終之事