あらすじ
――やっぱり、どう考えてもおかしい。
ああ、これを見ているお前、お前は厳島くさりとかいう奴のファンか? ここに辿り着いているということは、例のサルベージに協力してるんだろう。
俺はしがない一人の便利屋だ。そのことだけ分かってくれればいい。
ここは俺特製のバックドア、カクヨムであってカクヨムで無い場所だ。…まあ深くは気にすんな。ただ、よそ者に見られる心配の無い安全な場所だということだけ覚えておけばいい。
さて、俺が復元した一連のデータ、どうも気になる点が多い。詳しくは後述するが、個人の失踪事件では収まらない案件に思われる。本来、依頼人や捜査対象の情報は守秘守秘の守秘なわけだが、今回はどうも無視したほうが人倫にもとるというケースのようだ。
俺の見込みでは、正しく対処しなければ大勢の人間が死ぬ。
ここには基本的に、俺が分析したときのメモを置いておく。ページの内容について俺の解釈を入れることもあるが、判断はお前達に任せるよ。
なんで態々リスクを冒してこんなことをしてるかって? 正味、これから俺の身に何があっても不思議じゃないからな。そのバックアップみたいなもんだ。一度関わってしまった以上、尻尾巻いて逃げるのは趣味じゃない。くれぐれも、悪用してくれるなよ。
最後に一つだけ言わせてもらう。誰を信じるかは、お前が決めろ。
※この作品には同著者による「【ARG】サルベージ 調査員Iの記録」のヒントが記載されています。一般の小説をお求めの方、ヒントを見たくないという方はご注意ください。
※ヒントが記載されているだけではなく、便利屋の胸中や裏事情なども明らかになります。本編クリア後にお楽しみいただくのもよいでしょう。
※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。