あらすじ
スマホに、知らないアプリが入っていた。
名前は――『MALICE』。
それは、他人の「悪意」を可視化するアプリだった。
中学生の頃、世直し系インフルエンサーとして活動していた僕――朝日悠は、
正義を信じて誰かを裁き、盛大に炎上した過去を持っている。
人を傷つけ、社会から断罪され、すべてを失った。
だから今は、ただ普通に生きたかった。
目立たず、波風を立てず、過去から逃げ切るように。
――なのに。
SNSの闇、匿名の憎悪、歪んだ承認欲求。
目に見えないはずの負の感情が、
仮想空間で「モンスター」として具現化し、人々を襲い始める。
かつて正義を間違えた僕は、
逃げ続けてきた過去を突きつけられ、
『シャドウブリンガー』として再び戦場に立たされる。
仲間たちとチーム『VALGATE』を結成し、
僕は世界に渦巻く悪意の中心へと踏み込んでいく。
これは、
一度「正義」を失敗した少年が、
それでも戦う理由を探す物語。