あらすじ
俺は市川尊だ。どこにでもいる普通の高校生と言いたいところだが、俺は周りから主人公と呼ばれている。普通の見た目なのにやたらと美少女の友人が多いからだ。だが俺は好かれているのがどんな美少女だろうと興味はない。
だって俺は幼馴染みの長浜瑠璃が好きだからだ。スタイルはそこまでいいわけではないが、ボブの髪型に大きい目で、タレ目で、スッと通った高い鼻で、感触が良さそうな唇、白くスベスベそうな肌。そしておまけに頭がめちゃくちゃいいんだ。
そんな完璧美少女を小さい頃から見てたんだから、好きにならないはずないだろ。
だから他の女子はどんな美少女だろうと瑠璃には敵わないと思ってしまうんだよ。
俺は主人公と呼ばれるくらいには周囲の女子に好まれている。主人公と来ればもちろん幼馴染みにも好かれている。だから俺は瑠璃も俺の子とが好きだと思っていた。
だが俺はある日図書館に行こうとしたら、見てしまったのだ。
瑠璃が学校で有名なイケメンと楽しく歩いている姿を。そしてその嬉しそうな笑みは完全に恋する乙女の顔になっていた。
俺は愕然とした。主人公の幼馴染みなのに俺ではなく違う奴を好きになるとは。
俺は良く思い出してみると、そう言えば瑠璃はイケメンが好きだったことに気がつき始めた。
俺は主人公と呼ばれても普通の顔だ。俺はイケメンじゃないから、好かれていなかったのか。
俺は泣きそうになりながらもその場を後にする。
翌日学校に来ると、色んな美少女が俺の異変に気づき優しくしてきた。だけど俺は立ち直れなかった。
だけど瑠璃が普通に笑顔で会話をしてきたので、やっぱり俺は諦めきれずイケメンになって見せると誓った。
色んな美少女にアピールをされつつ、俺は瑠璃に好かれるために自分磨きをしていく。
だが事件が起きる。その時俺は主人公らしくそこに立ち向かっていった。
誰にも瑠璃を傷つけさせないために。そして俺が好かれるために。
これは主人公と呼ばれた男が一人の好きな幼馴染みのために奮闘して好かれようとする物語であるーー