あらすじ
数年前、あらゆる小説で題材の主流になってきた「現代ダンジョン出現」ってやつが…この世界に発生した。
長くにも夢見てきた、妄想してきた想像が現実に降り立ったことで歓喜する者達。
突然の出現、発生した未知の建物、その中に救う魔物に恐怖する者達。
ダンジョン内で手に入る未知の物質や希少金属、古代記録を前に研究に没頭する者達やら…。
当然のごとく、その数か月後には探索者(正確に言うなら遠征探査職調査員らしいが国民やネット民がアニメになぞえて探索者になった。自分としてもこちらの方がいい。)とかいう、職業(って言っていいのかわからん)ができた。
歓喜やら盛気やら燃やしながら資格を得て探索者は増えていき、今じゃ配信なんてのもやるようになった。
それはいい。国としても貴重なデータ収集になるからな。
とやかく言う俺もその探索者なわけなんだが……
「……ざっけんなこの非現実野郎がぁぁああーーーー!!!」
俺、田島シンギは今日も憤慨しながら杖を地面に叩きつける。
物理学者の俺にとって魔法なんてものは受け入れがたいもので……