あらすじ
「…いっそ滅んじまえばいい」
太陽の活動が激しくなり、今後の地球がどうなるのかという議題でここ数か月間もちきりの中、中学生のハルは今日も行きつけの神社にいる野良猫を撫でながらそう呟いた。
ーお前ら付き合ってるの?
この一言を聞いてから幼馴染のワカナとはここ数か月ろくに会話をしていない。別にこれ以外に何かがあったわけでもないが、なんとなくそうなってしまった。
猫を撫でながら、恋人ができたら、このまま疎遠になったらと自分の気持ちに気づいていながらも背中を向け、何もしない日を過ごしている時その女性は現れた。
出会ったことなどないはずなのに淡々と自分の感情を当ててくる女性に対しハルは尋ねる。
「あんたはここの神様かなんかか?」
彼女は少し考えた後、こう返した
「どちらかというと、この星そのものかな」
そうして彼女は語りだした、星の終わりと始まりの物語を。