あらすじ
「あなたも転生者でしょう!? ヒロインのくせに!」
身に覚えのない罪で、公爵令嬢ヘルミーネに公開断罪された特待生アリア。
王子に助言し、怪我人を治療しただけの善意は、転生悪役令嬢が語るゲームのシナリオによって「悪女の計算」にすり替えられていた。
「未来予知は証拠にならない。校則に『ヒロイン』という身分は存在しない」
鉄の理を持つ風紀委員長レーデリックが、証拠と校則だけで断罪を粉砕。
立場を失ったのは、彼女を糾弾した側だった。
今さら謝罪する王子たちを、アリアは静かに拒む。
――私は、あなたたちの物語を彩る駒ではない。
そして規則しか信じない男が、初めて規則を利用して告げる。
「校則第百四条。生徒間の交際に制限はない。……異論はあるか?」