あらすじ
勇者パーティーの治癒師として、日々仲間のために尽くしてきたルーク。 しかし、彼はある日突然、無能の烙印を押され追放を宣告されてしまう。
「回復魔法しか使えない役立たずは、もう俺たちには必要ない!」
実家の貴族からも見放され、辺境の地へと追いやられたルーク。 これからは誰のためでもなく、自分のためにのんびりとスローライフを送ろうと決意する。
しかし、彼も、そして彼を追放した者たちも気づいていなかった。 ルークの真の職業が、単なる治癒師ではなく、世界にただ一人の【規格外バッファー】であることに。
彼の支援魔法は、枯れた大地の作物を瞬時に実らせ、傷ついた伝説の神獣たちを癒やし、ただの村人を最強の戦士へと変えてしまう。 辺境で気ままに農業や採取をして暮らしていただけなのに、彼を慕う者たちが次々と集まり、いつの間にか世界最強の国が建国されていく。
一方、ルークという絶対的な支援を失った勇者パーティーと実家は、徐々に崩壊への道を辿っていた。 彼らが自分たちの過ちに気づき、今さら泣きつきに来たときには――もうすべてが手遅れだった。