あらすじ

神々が未だ地上に降臨することを許されていた時代。 それは、唐突に顕現した。 ーー邪神ハデス ハデスは人間界を死者の国へと変えようと目論むも、当時地上にいた他の神々によって、その野望は打ち砕かれる。 神々はハデスの魂を傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つの大罪に分け、 相反する特性を持つ謙虚、慈悲、寛容、勤勉、 慈善、 節制、 純潔の七元徳の神器に封じ込める。 だが、ハデスの強大な呪いの力は神器を侵食し、やがて危険な存在と化してしまう。 神々は、これらの神器を《大罪シリーズ》とし、各地に新たな迷宮を創り、その核(コア)として埋め込んだ。 ダンジョン・コアが魔物や罠を生み出す特性を利用し、呪われた神器に誰も近づけぬようにしたのだ。 しかし、一人の魔女が“暴食の魔剣グラトニー”を狙い、迷宮へと侵入する。 当時、周辺を治めていたカース家の当主“アルフレッド”は、魔女を追って迷宮へと足を踏み入れたが、逆に《不幸体質》の呪いをかけられてしまう。 コアを失った迷宮は崩壊し、溢れ出した魔物たちが近隣の街や村を襲った。 人々は、この災厄をもたらした魔女を《災厄の魔女》と呼んだ。 《不幸体質》の呪いは代々受け継がれていく呪いでもあった。 そして今。 末裔の少年アレフもまた、不幸を背負って生きていた。 呪いが運命を常にねじ曲げる。 依頼は失敗続き。 冒険者になって三年、最低ランク「F」から抜け出せない。 しかし、彼には呪いの副産物として膨大な《呪力》が宿っていた。 ある日、他のパーティーに誘われたアレフは、彼らの卑劣な罠にはまり、凶暴な魔物の前に一人取り残されてしまう。 死を覚悟した彼は、絶望の淵で強く願った。 目の前の窮地を脱する絶対的な力が欲しいと。 その時、闇の中から少年が現れ、呪力を喰らうことで“呪い”そのものを取り込み、その力を引き出す剣――暴食の魔剣グラトニーを差し出される。 アレフは、その剣を迷うことなく手に取った。 かつて災厄の魔女が持ち去ったはずのその剣は、なぜ彼の前に現れたのか。 呪いを喰らい、力へと変えるその魔剣との邂逅を機に、アレフは七つの大罪神器をめぐる戦いに巻き込まれていく。 この出会いが偶然ではないと知るのは、もっと先の話。 呪われた神器“七つの大罪”をめぐる戦いが、いま静かに幕を開けようとしている。

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小説を読もう2026/02/28
  • 現在の作品万年「F」ランク冒険者、呪われた装備で最強を目指す