あらすじ

都を震わせた鬼――殺気童子。 悪の権化と恐れられたその鬼は、陰陽師・日比谷晴行によって討たれた。 だが、その鬼には娘がいた。 鬼の血を引く姫・伊月。 父を失った彼女は、妖力を封じられ、宮中で“鬼の娘”として蔑まれながら生きることになる。 八年後。 伊月の前に現れたのは、憎き仇の息子――日比谷真秀。 「半年後、あなたの角を折ります」 それは鬼にとって存在を否定される儀式――角折の宣告だった。 角折の儀までの半年間、伊月は真秀の監視下に置かれ、補佐として陰陽寮で働くことを命じられる。派閥争いが渦巻く寮内。兄である天文博士との確執を抱えながらも、真秀はただ一人、都を守るために立ち続けていた。 その姿を間近で見るうちに、伊月の胸にあったはずの憎しみは、少しずつ形を失っていく。 弟を守るため。 結界に囚われた妖たちを解き放つため。 そして、自分が何者として生きるのかを選ぶため。 鬼の姫は、父の仇の息子の隣で、運命に抗う。 これは、血の宿命と憎しみを越えて、やがて最愛へと辿り着く二人の物語。

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小説を読もう2026/02/28
  • 現在の作品異月物語~鬼姫は最強陰陽師に溺愛される。でも角を折るって本当ですか?~