あらすじ
政府直属《国家能力管理局》が管理する、特務育成学園。
能力は“才能”ではない。
暴走すれば、即処分。
重力を操る特異個体――雨宮 澪。
彼女の力は強すぎる代わりに、呪いを抱えていた。
能力を使うたび、五感が削れていく。
色が薄れ、音が遠のき、
やがて何も感じられなくなる。
そんな澪の前に現れたのは、
監視役として派遣された最強能力者候補――神代 碧。
彼の任務はただ一つ。
「暴走したら、俺が殺す」
冷たい言葉とは裏腹に、
澪を支える腕はあたたかい。
触れれば堕ちるとわかっているのに、
視界が霞むたび、彼の青だけが鮮明になる。
これは、
世界を守るたびに壊れていく少女と、
その終わりを命じられた少年の、
甘くて残酷な、監視と恋の物語。
最強能力者を倒すその日まで、
この恋は、止まらない。