あらすじ

あらすじ  俺は、借金を背負い、窃盗の罪で何度も逮捕され、精神病院に送り込まれた。精神病院を退院し、死に場所を求めてさ迷っていると、恵理奈という少女と出会った。彼女は、死に場所を探している俺の後をついてきた。彼女は俺に殺してくれと頼んだ。そして、六千万の現金を持っていた。俺は、そのお金をもらおうと、彼女を世田谷の彼女の家に送っていくことになった。しかし、彼女は六千万を残して姿を消した。 十年後、俺は作家としてデビューを飾り、暮らし向きも良くなっていた。恵理奈を探している俺の前に、長谷川敬済という男が現れ、田中理恵という女性を紹介された。理恵は〝恵理奈〟だった。そう思っている俺は理恵から、恵理奈は殺された双子の姉だと教えられた。理恵と敬済は、俺が恵理奈を殺したと決めつけた。その上、理恵は自分も殺して欲しいと言ってくる。俺はそんな二人に困り、警察に相談するが警察は俺の訴えを無視する。そして、理恵が何者かによって殺される。犯人は、十年前の恵理奈殺害と同一犯だと思われた。 俺は、恵理奈と理恵の死の謎について調べることとなる。俺は、マンションを購入しようと思っていて、不動産屋に出入りしていた。敬済が、マンションを買おうとしている俺に、投資の誘いをかけてきた。俺は、敬済と堤、楊という男達に投資を勧められ、マンションに投資する。そして、初めての投資で三千万の利益を受ける。その頃、俺は理恵の親友の久保田奈津美という女性が、俺の小説のファンで、ファンレターをくれたことが縁で知り合いになっていた。奈津美は俺に理恵と恵理奈の敵を取ってくれと頼んできた。奈津美は、姉妹を殺したのは敬済に違いないという。奈津美と親しくなるにつれて、敬済との付き合いを止めようとする俺だったが、長谷川不動産が、中国の超富裕層を相手に商売をしていて、中国人の犯罪グループの資金源になっていることを知る。そして、その犯罪グループの手によって、長谷川誠という田中姉妹と敬済の育ての親を殺されたという疑惑を知る。田中姉妹の両親は、経営していた印刷会社が不渡りを出してしまい、上海のマンションの投資でも損害を受けて、六千万の負債を出して自殺をした。それが上海のボスのせいだと分かると、上海のボスが田中姉妹と誠氏を殺すように指示したことを知る。そんな中、奈津美と付き合うようになった俺は、奈津美の勧めもあり、敬済との付き合いを止めようとするが、堤と楊は、かなりの秘密を知ってしまった俺に、仲間になることを強制してくる。俺は、張という中国人の犯罪グループのボスで、上海のボスの部下である男に睨まれ、殺されるのを恐れて、長谷川不動産に就職し、敬済達の仲間になる。敬済は、数十億というエサをぶら下げて、俺を懐柔しようとする。俺は、張と上海のボスの恐ろしさに負けて、すっかり敬済達の仲間になり、彼等に染まっていく。そんな中、張と敬済達の力を借りて、マンションを手に入れる。奈津美との結婚、新居への引っ越し、琢磨の出産があり、俺はすっかり、田中姉妹の死の謎を解くという目的を見失っていた。  そんな俺に、敬済は社のホストコンピューターへのセキュリティーコードを知る権利を与えた。俺は、そのコンピューターのデータベースにアクセスし、上海のボスの正体を暴こうとする。堤も張もそんな俺を戒め、誠氏も田中姉妹も、安部も上海のボスの正体を暴こうとして殺されたんだと警告する。俺は、張の協力を得て、データベースのアクセスコードを盗み出そうと、敬済が帰った後、社長室に忍び込み、〝XX〟というファイルを見つけて、理恵のアクセスコードを見つける。俺は、敬済が田中姉妹を殺すことを目的に、長谷川不動産の社長をやっていたんだと知る。そして、理恵の日記を見て、敬済は上海のボスになり、自殺した両親の敵を、理恵と恵理奈の家族だと逆恨みをし、田中家の家族を全員殺したことを知る。計画の最後に、敬済は腹をかききって自殺をした。

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カクヨム2026/02/28
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