あらすじ

高校2年生の春。あの頃の私には、一番仲のいい男友達がいた。 好きな音楽も、映画の趣味も驚くほど合う君。一緒にいると楽しくて、居心地がよくて、時々息が苦しくなる。 だって、君には最初から彼女がいるから。 眩しい太陽を見上げたあの日。透き通るような青空が、私の心に鍵をかけていた「好き」という感情のトリガーを引いてしまった。 「ただの友達」という特等席を失わないために、私は君から勧められた映画の半券を手帳の奥に隠し、向かいのホームで目が合っても、急行電車に遮られるまま手を振るのをやめた。 君がファインダー越しに見つける愛おしい雲の行方が、私ではない誰かだと知っていても。 これは、誰にも言えない、私だけの秘密の青春。

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小説を読もう2026/02/28
  • 現在の作品私はただの友達でいるために、この恋を青空に隠すことにした。