あらすじ
近代日本で異能力者として生き、任務中に死亡した九条レイ。
目覚めた先は、死後の猛者だけが集う天界だった。
そこでは日々ランキング戦が行われ、
年に一度、一位の者だけが望みを叶えて転生できる。
だがレイに生き返りたい理由はない。
それでも勝ち続けるのは。
「雑魚に負けるのは嫌だ。それだけだ」
重力を操る力を完成させ、
二階層までを圧倒するレイ。
しかし第三階層で出会ったのは、
時間を切り取る“月の剣士”セレネ。
彼女だけが、重力の領域で自由に動けた。
戦い、共闘し、言葉を交わすうちに、
転生を望まなかったはずのレイの心は少しずつ揺らいでいく。
これは――
生きる理由を持たなかった男が、
誰かを送り出すために強くなる物語。