あらすじ
「彼女を探して下さい!」
武藤要次と名乗る四〇代の男は、私立探偵の不動にそう言った。
彼の話によると、女は三〇代前半で名前を田上莉緒と言い、二人は出会い系サイトで知り合ったのだが、この三日間、音信不通だと言う。
武藤は莉緒に本気になり、そんな彼女が闇金に三〇〇万もの借金があると聞き、ある時払いの催促無しでその金を肩代わりして貸したのだ。
勿論、武藤は莉緒の現住所や実家の住所も教えてもらっているし、毎日、LINEで連絡を取っていたので、姿を消すとは思っていなかったと言う。
不動は住所などがわかってるなら、自分で行けばと言うが、そんな勇気はないらしい。
武藤は莉緒が消えた今でも、彼女が出会い系サイトで、出会える相手を募集していることを知り、そこでも呼びかけたのだが返事が無い。
そこで武藤は不動に、莉緒を探す方法として、その出会い系サイトの彼女の掲示板に返事をして、彼女を見つけ出して欲しいと依頼した。
不動は渋々引き受けると、莉緒の掲示板に会いたいとメッセージを送り、待ち合わせの場所に向かった。
しかし、そこへ現れたのは、莉緒とは別の女だった。