あらすじ
わたし――鴻那由多(おおとり・なゆた)は、訳あって犬獣人の便利屋、柴本光義(しばもと・みつよし)と一緒に暮らしている。
今回の話は、まだわたしたちがルームシェアを始めて間もない頃に起きた出来事だ。
夜、わたしが風呂に入っていたところ、いきなり柴本が入り込んで来たではないか!
困惑するわたしをよそに、柴本は「親睦を深めるための裸の付き合い」と言って聞かない様子であった。
しばらくは警戒心と好奇心を天秤にかけ続け、その場に留まっていたものの、結局は警戒心の方が勝ってその場を後にする。
翌日の昼頃になり、柴本から端末にメッセージが届いた。
《今日の夜、一緒にご飯どうですか?》
勤め先からの帰り道、わたしはあることに気付き、それを起点に柴本が前の晩に取った行動の理由を推測し始める。
種族が違うがゆえの習慣や羞恥心の違い。
わたしも柴本も、このときにはまだ気づいていなかったのだ。
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【題字】腐葉土様(なんこつ流星群)
【表紙】写真AC様( https://www.photo-ac.com/ )
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