あらすじ
猛吹雪に閉ざされた山荘で、実業家・堂島栄治は優雅な孤独を満喫していた。
金と権力こそが真理だと信じ、『些細な事故』もまた金で解決できると疑わない。
そんな彼の前に現れたのは、雪・月・花と名乗る三人の女。
かつて銀座の店で栄治に踏みにじられ、人生を狂わされた女たちだった。
室内は異様な寒気に包まれ、彼の記憶の奥に封じ込めた罪が次々と暴かれていく。
やがて鳴り響くサイレン。
救いが来たと歓喜する栄治だが、砕ける幻想の先に待っていたのは、冷酷な現実だった。
それでもなお彼は悔いない。
だからこそ、雪月花の狂宴は終わらない――。
妄想コン『雪月花』参加作品。