あらすじ
平成半ばに起きた“大異変”。
それ以来、世界には光の粒子――《エーテル》が雪のように降り続いている。
地上は危険地帯となり、人々は地下鉄跡や地下街を拠点に生き延びていた。
エーテルに侵食された建物は“ダンジョン”へと変質し、一定期間ごとに再生成される。
人々はそこから食料や電力を回収し、辛うじて文明を維持していた。
大学卒業を目前に将来を決められないまま駅のホームに立っていた東雲陸は、
突然の光に包まれ、この崩壊世界へと転移する。
肉体強化の力を得た陸は危険視され地下街に拘束されるが、
真面目で帰還を強く望む少女・一ノ瀬栞、
そしてダンジョン内で“なぜか教祖扱い”されていた魔法特化の男・鳴海透と再会する。
力で突破する陸。
理性で止める栞。
ノリで生き延びる透。
三人は再生成され続けるダンジョンへと潜り、
エーテルに満ちた世界の深層へと踏み込んでいく。
帰るために。
生きるために。
そして、この世界の真実に辿り着くために。