あらすじ

母は、五歳のころ、僕と弟を捨てて出ていきました。 父は、その尻拭いを僕と弟に押し付け、少しでも出来ていなかったら怒鳴りつけました。 弟は、全ての負担を僕に押し付け、寂しさを紛らわすように僕を毎日叩きました。 僕は、そんな現実が怖くて、妄想の世界に『もう一人の僕』を作り、失敗しました。 『もう一人の僕』は、僕のことを不幸だと言います。だけど僕はそう思いません。そう思わないと、何かが壊れてしまう気がしたからです。 何より、彼女に出会ってしまったから。 僕なんかよりずっとずっとつらい目にあってきた、小さな小さな女の子。 真っ白な髪のこの子を僕は――助けたいと思いました。 その先に、僕が本当に求めるモノがある気がしたから。 これは、僕が、女の子を幸せにしたいと願う物語。 幸せに『したい』と願う、物語。 ――そう、『もう一人の俺』が願ったんだ。 ――だから、俺は――

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小説を読もう2016/06/13
  • 現在の作品トランキライザーとは何ですか?~女の子を幸せにするお仕事です~