あらすじ
都から遠く離れた滄州の診療院で、静かに薬を煎じていた少女・リャン。
しかしある日、正体不明の連中に攫われ、目を覚ますとそこは帝都――王宮の医官院だった。
しかも彼女に命じられたのは、「呪いによる死亡」と判断された高位妃の死の再調査。
香や霊などの話を信じないリャンは、わずかな毒の痕跡と心理の綻びを見逃さず、
碁を打つように一手ずつ思考を進め、"人が殺した"証拠を突き止めていく。
香を焚くな。呪いは語るな。真実は、人の内にある。
少女異端医が、理と推論で王宮の闇を暴く骨太中華医学ミステリ。