あらすじ

「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」

二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。

第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の讒言を信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症になり、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。

それから二十年。

第三王妃は亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。

なのに王は諦めない。毎日三通の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。

不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。

これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。

※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。

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アルファポリス
アルファポリス2026/02/28
  • 現在の作品二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました