あらすじ
「廃棄物」「ブス」「役立たず」
頭の中で繰り返される呪いのような言葉に、孤独な少女の心は壊されていた。
「お前、なんで息してんの?」
彼女は、絶望の中にいた。
大切な人とはぐれ、一人倒れていた彼女を救ったのは、風変りな発明家と、とぼけた執事の老人だった。
自分の無能さを責め、居場所のない絶望にはまり込んだ彼女に、発明家は不器用な優しさで、彼の「哲学」を語る。
「人間ってのは、どっかしらで他人に迷惑をかけてるもんだ。なら、人の役に立つことをして埋め合わせればいい。まぁ良くてトントンくらいだろうけどな」
これは、本編『水の章』ラストではぐれたサヤが再び立ち上がるまでの、空白の数日間を描いた外伝ストーリー。
本編では語られなかった、救済と再生の物語です。
【全六話完結】