あらすじ
死にたがりのアラサー×メンヘラ女・佐雨(ささめ)カヨ。
人間関係も仕事も全部面倒になって、冬の夜に「終わり場所」を探していた彼女は、公園で出会った“花丸さん”に白いマフラーを渡される。
翌日、花丸さんが一年前に亡くなっていたと知ったカヨは、ふらふらと路地裏の青い光に吸い込まれ――海辺の貧しい漁村へ。
そこには、花丸さんの生まれ変わりみたいに明るい少女ウルカがいた。
そして現代に戻ったカヨが迷い込むのは、怪しいピンクネオンの古物店――「めが古物店」。
店主はヤニカスでギャンブル依存、ダウナー守銭奴の妻賀(めが)ナユハ。
カヨが持ち帰った“ただの綺麗な石”は、現代では超高額の宝石で――。
二人は青い光で異世界と現代を行き来しながら、「異世界ではガラクタ扱いの価値物」をちまちま換金して生活を立て直し、儲けた金で村に苗と肥料を持ち込み、畑と暮らしを再生させていく。
だけど――
異世界では平和なはずの時代に、千年以上前の魔王軍残党「灰燼の冠」が暗躍。
カヨの禍々しい闇魔法と、ナユハの精霊魔法を“器”として狙い始める。
これは救いを叫べない女が「今日やること」をひとつずつ増やしながら、世界と関係を取り戻していく物語。
(※自傷表現がありますが肯定・美化の意図はありません)