あらすじ
冷酷無比な氷の皇太子ドミニク(※単に人見知り)。
「本当に申し開きのしようもございません。私は運命の女性を見つけてしまいました」──。
大好きだった婚約者のエルネストが連れてきたのは姉のソフィー!!
宮廷舞踏会で婚約破棄されてしまった。
しかもドミニクは姉のソフィーが嫁ぐはずだった辺境の国との結婚を押し付けられてしまう──。
**以下公募用紹介文**
「冷酷無比な氷の皇太子」と評判のドミニクは、本当は気弱で孤独な少女。宮廷舞踏会で婚約者の公爵エルネストに婚約破棄されてしまう。エルネストはドミニクの姉のソフィーと関係を持っていた。ソフィーは慈悲深く聡明な人柄で「聖女」と慕われるほどの人物。しかもドミニクの家族はあることからソフィーに異常なほど気を使っていて、ドミニクの意志は全く尊重されなかった。
姉に婚約者を奪われたドミニクは姉の嫁ぎ先だった隣国の「辺境」国・ヴィネブルク王国と代わりに縁組する羽目になり、王子のルカと結婚することになる。その王子ルカはとんでもない絶世の美人かつ非常にマイペースなタイプだった。
しかし、初夜でルカに拒絶されてショックなドミニク。というのもドミニクは姉に婚約者を奪われたことをはじめとした様々なストレスで痩せており不調続きだったゆえに、ルカは「こんなの抱けない!!」と驚いたのである。
とりあえずルカは食の細いドミニクに滋養のつくものを作る。おいしいスープをつくったり、皇帝の宮殿の庭でお肉を焼いたり、魚を釣ったり──。気づけばドミニクは彼に餌付けされていた。
次第にルカはドミニクの孤独な過去を知ることになる。
ある日、ドミニクの保護者的存在である忠義の士にして名将・ベルトランが謀反を疑われるも、ルカは毛糸のマフラーを差し出して皇帝・皇后を説得。また、ヴィネブルク王国からルカのお目付け役のためにレーナ夫人という聡明怜悧な女性もやってきて、孤独だったドミニクのまわりには人が増えていく。
また、ドミニクもルカの壮絶な過去を知ってお互いの絆が深まっていく。
ところがそれを見て面白くないのがソフィーだった。ソフィーは自分が本来は皇帝になるものだと思っており、ドミニクが皇太子であることが面白くない。ゆえにドミニクをひどく虐め続けてきた。エルネストの無神経な言動が発端となり、ソフィーはドミニクにさらなる憎しみを抱く。
そこに「ある人物」がやってきてソフィーをそそのかし、帝位継承についてのある情報を開示する。皇帝もその際重病になり、だれもソフィーを止める人間はいなかった。
ソフィーは「ある人物」にそそのかされるまま、ドミニク殺害を企てる。周囲に止められてもかまわず、ソフィーは自分が駄目なら夫であるエルネストを玉座につけようとたくらむ。
ルカがある筋からその情報を受け取ってドミニクに知らせ、ドミニクは間一髪で逃れることが出来たが、ソフィーはあることをしでかしてしまう。
父の不調の原因であり姉をそそのかした黒幕に対峙するドミニク。魔術に翻弄されるが、今までの気弱さをかなぐりすて、黒幕を無事捕縛する。黒幕は皇帝、ひいては帝国に非常に恨みを抱いていた。
しかし父皇帝の不調はまだつづき、ドミニクは摂政ではなく共同皇帝に指名される。
皇帝になったドミニクはルカと真の初夜を迎え、新たな生命を授かる。