あらすじ
「あなた、本当の価値を知っていて?」
スキルガチャで最低ランクE−の【鑑定(壊)】を引いた令嬢アレシア。
婚約者のレオンには「恥になる」と捨てられた。
だが、この壊れた眼には普通の鑑定士には見えないものが見える。公式ランク、実効ランク、才能残存率、覚醒条件——スキルの全てが丸見えだ。
辺境の街トラフィで出会ったのは、スキル暴走のせいで降格した元戦士、自分のスキル効果に気づいていない受付嬢、作り出した薬を大失敗と思い込んでいる薬師。
みんな低ランクなんかじゃない。
令嬢らしい上品な微笑みと、壊れた眼で、埋もれた才能を次々と開花させていくアレシア。
だが鑑定にも代償があった。
そして一つだけ、この眼に見えないものも。