あらすじ
海外旅行が突然のシステム障害で中止になり、
やけ気味で眠りについた葵が目を開けると――
そこは、白い石の街と色とりどりの魔石が輝く《オルディア鉱山》だった。
のど飴ひとつで少年の声が治り、
化粧品は思わぬ高値で買い取られる。
日本では当たり前の持ち物が、この世界では“宝物”になるらしい。
価値がひっくり返る異世界で、
葵は自分の「何でもない日常」が誰かを救い、
世界を少しだけ変えていく瞬間に出会っていく。
《価値は、視点で姿を変える》
のど飴から始まる、静かで優しい異世界ファンタジー。