あらすじ
47歳、独身。大手広告代理店で“鉄の女”と呼ばれる一条玲子は、
恋も結婚もとうに諦め、仕事と家族の介護を淡々とこなす日々を送っていた。
そんな彼女の前に現れたのは、
屈託のない笑顔で懐いてくる24歳の部下・佐藤蓮。
小型犬のように無邪気で、素直で、可愛い──はずだった。
しかし、深夜残業のオフィスでふと見せた横顔は、
年下とは思えないほど“男”の目をしていた。
「課長、俺のこと、男として見てないでしょう?」
敬語が外れた瞬間、距離が一気に縮まる。
玲子の理性は警告を鳴らすのに、心臓だけが裏切って跳ねる。
しかも蓮には、若くてあざとい“今カノ”がいる。
SNSでの匂わせ、会社への突然の訪問──
22歳の彼女は、玲子の前で堂々と“若さ”を武器にマウントを取ってくる。
仕事では誰より強いはずの玲子が、
恋ではどうしようもなく脆くなる。
「お姉ちゃん、自分の幸せも考えてよ」
10歳下の妹の言葉が、胸に刺さる。
背負うものが多すぎる47歳の女と、
まっすぐすぎる24歳の男。
理性と本能がぶつかり合う、危険で甘いオフィスラブコメ。