あらすじ
本作は、血液の癌である「悪性リンパ腫」で闘病を続ける12歳の「灯(あかり)」の恋物語です。灯が恋心を寄せる主人公の拓真(たくま)は、地元の群馬高崎を出て、仙台の東北大医学部に進学が決まっています。ですが、病状はステージⅣ。「あと何回会えるのか?」
兄として灯を思いやる哲哉の、拓真に対する複雑な気持ちも織り交ぜ、登場人物それぞれの心がかき乱されて行きます。
そんな春から夏にかけてのほんの短い間の出来事を短編にしてみました。
本作はweb小説でも割合見るテーマであり、もちろん全てフィクションですが、モチーフにしたのは、歌手の村下孝蔵さん(2000年歿)の名曲「少女」(1984年)です。この歌に出て来る「少女」は、実在した村下さんの従妹の女の子で、8歳の時に白血病で亡くなっています。いつも病室では絣(かすり)の着物とおさげ髪で迎えてくれたそうです。ある時、村下さんがボールを軽く放ってあげたら、顔に当たって泣いてしまってので、次回紙風船を持って行ったらとても喜んで、亡くなったときにも、枕元に大事そうに紙風船が置いてあったと聞いています。YouTubeはコチラ。ご興味あればどうぞ。
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