あらすじ
「代わりはいくらでもいる。嫌なら今日中に席を空けろ」
ブラック企業『株式会社イーヴェル』で働く一ノ瀬陽(いちのせ・はる)は、病弱な弟の治療費のため「1人で7人分」という異常な業務量を笑顔でこなし続けてきた。
しかし誠実さを捧げた結果はあまりにも残酷な裏切りだった。
役員室に呼び出された陽を待っていたのは、感謝ではなく生活を脅かすほど不当な給与減額と事実上の追放宣告。
絶望し雨の中に放り出されたその時、
ハルの脳内で兄が遺した異能が目覚める。
過去のチャット、メール、隠蔽された事実……
すべてのログを空間に可視化し、嘘を暴く断罪の権能――。
どん底の陽の前に現れた鉄面皮の弁護士・九条律(くじょう・りつ)。
「君の持つ『証拠(ログ)』を私と共に完成させないか?」
最強のログと法が手を組んだ時、
陽を使い捨てた者たちに逃げ場のない審判が下る!
「記録終了(コンパイル)。
――さあ、あなたの『罪』を、全世界に公開しましょうか」