あらすじ

実直で人が良すぎる高校二年生・藤原篤志。 頼まれごとを断れず、今日も先生の仕事を引き受けてしまう。 そんな篤志の隣には、いつも幼なじみの八雲銀がいる。 軽薄でお調子者、けれど誰よりも篤志を優先し、結局は全部手伝ってくれる男だ。 放課後、立ち寄った神社で鳥居をくぐった瞬間――篤志は妖と神が暮らす異界《幽世》へと落ちる。 目を覚ましたそこは、人ならざる者たちが笑い、魂が値札代わりに並ぶ世界。 戸惑う篤志の肩を、後ろからそっと抱き寄せる腕。 「……悪いが、こいつは俺の連れなんだ」 現れた銀は、金色の耳と尾を揺らして笑う。 彼は人間ではなかったのだ。 幽世から現世へ戻る方法はただ一つ。 ――ここで結んだ“縁”を捧げること。 つまり、誰かと繋がるほど、手放さなければならない。 妖たちの願いを叶えながら、二人は少しずつ対等な存在になっていく。 和風あやかし×溺愛甘やかしファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/27
  • 現在の作品さよなら前世、よろしく相棒 -正直者な元神様とお調子者な狐の幽世譚-