あらすじ
他国家が征服できなかった民族と共に数年間で成し遂げた驚異の数々
-他の植民地主義国家への教訓
如何なる事業においても、成功するには、生来の能力、綿密な対応そして経験の3要素が必要である。
植民地経営の事業もこの例外ではない。
ドイツは綿密な対応にも拘わらず、生来の能力不足からか或いは経験不足からか、植民地経営の試みに失敗した。
しかし、ドイツの不成功の原因として最も考えられるのは、如何なる事業でも最初の試みは通常は失敗に終わるということであろう。
この理由から、植民地化という日本の最初の試みは格別に興味深い。
特に、正確にはいわゆる最初の日本の植民地である台湾島には、過去、他の国々が克服できないように見えた植民地化上の困難があったからである。
台湾島は、シナやその他様々な国からの無法者がずっと好んで跋扈しており又、野蛮さ、無法性の人口比率がかなり高い為に、数度も侵略されながらも植民地化されたことはなかった。
スペインやオランダは台湾の植民地化を試みたが、絶望の内に断念した。
シナは島を事実上の荒れ地に放置し、フランスや英国は、容易にこの地を取得できたであろうが、好んでこの蛮地の内部に足を踏み入れることはなかった。