あらすじ
――どうせ、地獄行きだ。それでも構うものか。あれだけ殺して、極楽浄土に行けるなんて上手い話はないのだから。
室町時代。
とある城勤めの忍者をしていた吉五郎は、忍務で負傷し、とある村外れのあばら屋で身を潜めていた。大好きだった組頭が亡くなり、殿の無茶振りに耐える日々。このまま死んでもいいかもしれないと思っていた吉五郎を見つけたのは、貧しい村の子供・勘吉だった。
忍だとバレるわけにはいかないと、自分は鬼だと名乗った吉五郎。すると、何故か勘吉は怖がりもせず、かいがいしく吉五郎の世話を焼くようになって……。
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2026/03/10 全文掲載