あらすじ
「たかがシール、だと?」
聖(セント)・マリアンヌ学院──そこは、富裕層の子供たちが「シール」を「流動資産」として取引する狂信的な貨幣経済の聖域。
伝説のシール『虚無の涙』を巡り、冷徹なマーケット・メーカー相田を従えた一条アンナが、成金転売ヤーたちの俗悪な論理に立ち向かう。エルメスのバインダーに収められた数千万円のコレクションよりも、少女が守りたかった「指先の抵抗(いのち)」とは。
資本主義の残酷さと、少女の純粋な美学が火花を散らす、最も贅沢で孤独な「たからもの」の物語。
息抜きで作りました。