あらすじ
勇者パーティで補助を担当していたカイゼル・ルーフェンは、
「前に出ない」「地味で役に立たない」という理由で、一方的に追放されてしまう。
索敵、戦況分析、装備調整――
それらがどれほど重要だったのかを、仲間たちは理解していなかった。
居場所を失ったカイゼルが出会ったのは、
人手不足に悩む女剣士セリスティア率いる小さなパーティ。
彼はこれまで通り“当たり前”の補助を行っただけだったが、
その一つ一つが、仲間たちの力を驚くほど引き出していく。
「あなたがいないと、戦えない」
少しずつ信頼され、認められ、
やがて聖女や魔族の少女も加わり、
新しいパーティはいつの間にか美少女だらけに――。
一方、カイゼルを追放した元勇者パーティは、
彼が抜けたことで次第に歯車を狂わせていく。
これは、
地味だと見下されていた補助職の青年が、
本当の居場所と仲間、そしてささやかな幸せを見つけていく物語。
ゆっくり、丁寧に進む成り上がりと、
戦いの合間に描かれる、少し甘い日常――
追放から始まる、新しい冒険譚。