あらすじ
目が覚めると、俺は体長3メートルの虎になっていた。 俺を襲い、呪いを押し付けて人間に戻ったのは、親友のタケシ。 奴に奪われたのは、俺の体、そして愛する婚約者・ミサキの隣。
動物園の檻に閉じ込められた俺の前に、飼育員としてタケシが現れる。 「守ってやる」と嘘を吐く奴の横で、何も知らずに微笑むミサキ。 かつては幸せの象徴だった「塩大福」の白さが、今は俺を裏切った死装束に見える。
「誰かを殺せば、人間に戻れる」
獣の本能が復讐を叫ぶ中、俺は地面に落ちた塩大福の包装紙を凝視する。 呪いの連鎖を断ち切るため、獣の喉が最後に選んだ決断とは。 愛と憎悪が交錯する、ダーク・現代ファンタジー。
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