あらすじ
どれほどの命を使えば、あの宇宙に届くのだろう。
1946年7月。世界中を巻き込んだ戦争が終わり冷戦が始まろうとしていた時代。
南方戦線から復員したロケット技師夏凪三郎は自身の性格と戦争の後遺症が災いし、仕事を見つけられず途方に暮れていたところをとある町工場に拾われる。
そこで働き始めてからしばらくしたある日、三郎は軍からスカウトされる。ロケットの開発プロジェクトで人がいるからだという。彼はそれを承諾し、軍の研究所へ行く。
この時は誰も知らなかった。彼が後に、軌道エレベーターを建造することを。