あらすじ
「貴方が尊すぎて触れられない」拗らせ騎士な旦那さまはド真面目にそう宣った。
の長編版となります。
傷物令嬢と呼ばれて社交界から逃げるように生活していたミア。結婚なんて諦めていたのに、降って湧いたように第四騎士団の若き副団長セシルから求婚の手紙が届く。
絶対裏があるに違いない。別の女がいるに違いない。貴族の血筋との繋がりが欲しいだけ。
彼の冷淡な態度に、そう思っていたミアなのだが、それは勘違いだと言われて――
「この私が貴方に触れるだなんて烏滸がましいにもほどがあるではないですか」
「夫婦なのに?」
「そこは関係ありません。平民出身の、しかも手を血で汚してきたような私には、清らかな貴方に触れる資格などありません」
「あの、旦那様?」
「マイレディ、私は貴方からそのような呼び方をされるような立場にございません」
「……結婚してるのに?」
好きだという割には頑なに触れるのを拒否してくる。会話すらも恥ずかしくて出来ないらしい。目が合わないのも照れていただけ?
「お互いに恋に慣れていないなら、2人で慣れていきましょう? お互いを知って、それから、2人で出掛けたり、少しずつ関係を進めていきましょうよ」
「それは必要ありません。貴方が私を無理に好きになる必要などありません。ただ、貴方を愛し続けることだけ許していただければ、それだけで良いのです」
「あの、私はあなたを好きになってはいけないの?」
「貴方が、俺を好きになる? そんなことがあるわけがない」
どうにも頑なな旦那様に、ミアは今日も頭を悩ませるのです。
※ ヒロインの過去設定の関係上、最後に多少乱暴な描写が一部含まれます。
苦手な方はお気を付けください。
【AI使用について】
キャラクター名・各種固有名詞、名称などの設定時にAIを使用しております。
一部文章チェックにAIを通した後、再度手直ししております。