あらすじ

その男は中学時代に、最愛の家族を二人失った。彼の母親と妹は、当時の彼と同じ十四歳の少年によって、見るも無惨な殺され方をしていた。  彼は許せないでいた。“自分と同い年の少年”によって、この世で最も大切な母親と妹を奪われたという事実が、どうしても許せないでいた。  彼は成人すると、苦労の末に出所した元少年加害者の居場所を突き止めて、“仇討ち”を試みる。しかし、それは最も尊敬をしていた父親の手によって阻止される。  彼の父親は警視庁の刑事だったのだ。しかも法の遵守を信条に生きてきた父親は、愛する息子を“殺人犯”にしたくない一心から、極めて冷徹な判断を下す。彼は息子を刑務所に送り込んだばかりか、元少年加害者を一生涯守り抜く決意をするのである。  男は絶望し、廃人寸前にまで追い込まれる。しかし彼はある人物と出会い、そして通常ならば絶対不可能となった“仇討ち”を、再び達成していく為のヒントを与えられる。  男は改めて“仇討ち”を決意する。しかしその方法というのは、正に想像を絶するものであった。それは日本全土を恐怖のドン底へと陥れる、“悪魔の所業”と呼ぶに相応しい復讐方法であった。  そして、全ての国民を思いのままに操っていく天才肌の復讐鬼と、息子の野望達成を何としてでも食い止めようとする熱血刑事との、壮絶な死闘が繰り広げられていく。  しかし“復讐者が勝利する”というゴールから、逆算方式で編み出されていった計画によって、日本の警察や政府、そして国民は、ギリギリの極限状態にまで追い込まれていく!! (この作品は2007年に書かれたものです。今回はその状態のままで投稿させて頂きました。お詫び申し上げます。)

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カクヨム2026/02/01
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