あらすじ
manière(仏):マニエール。表現方法。特に自己の特異性を強く表現する方法。
時の頃は大正中期の1919年。
時の原内閣は二年目突入。
三・一事件勃発(朝鮮独立運動弾圧)。
国内で西班牙風邪大流行十五万人死亡。
一月 松井須磨子自殺。菊池寛『恩讐の彼方に』
三月 有島武雄『或る女』
第一次世界大戦終結。巴里条約締結。
登場人物紹介
西園寺孝平(さいおんじこうへい)
京都帝国大学法学部二回生二十歳。
東京府出身であるが近代的ビルが増えたことに耐え切れず昔懐かしい風情がそのまま残る京の町家に憬れて東京帝大ではなく京都帝大へ。普段は羽織袴四角い学帽に下駄。現実主義者。法学者志望。
酒々井正人(しすいまさと)
同志社英学校英文科三回生二十五歳。
福岡の元造り酒屋、現大貿易商家を実家としている。創立間もない九州帝大の外語学科に行くのが不服で京都へ。
貿易商を志す。世紀末の西洋美術に造詣が深い。ロマンチスト。学生服や洋服を好んで着る。
佐倉枝盛(さくらえもり)
京都府国家警察警視五十五歳。
和装にハンチング帽。穏やかな容貌。孝平と正人の二人を店子としている大家。
佐倉露(さくらつゆ)
枝盛の妻。四十五歳。
孝平と正人の店子二人に「おかあさん」と呼ばれる和服の似合う京美人。
夢乃(ゆめの)
置屋である俵屋(たわらや)の人気舞妓。
駐:公開日現在、歴史上の人物、団体名がまんま出てきますが…あくまでフィクションです。今後氏名等書き換えも考えてます。
続編はじめました。
https://estar.jp/novels/25566175