あらすじ
光の粒となって踊る「風の精霊」と対話できる少女、リラ。
腕利きの鍛冶職人である父、薬師の母、そして元気いっぱいの弟テオに囲まれ、彼女は穏やかで幸せな日常を過ごしていた。
しかし、ある日市場で手にした薬草の「異変」から、平和な日々に影が差し始める。
隣国で密かに行われている精霊の実験。枯れゆく森と、怒りに震え、黒く染まった妖精たち。
大切な家族と精霊たちの危機を知ったとき、内気な少女は祈りを力に変えて、雨の夜の森へと駆け出す――。
一人の少女が、かけがえのない日常を守るために一歩を踏み出す、優しく温かなファンタジー。