あらすじ
大正時代の帝都。
出版社で働く地味な編集者・美栄子は、ある日、社内に潜む不正と裏取引の存在に気づいてしまう。
調査を進める中で出会ったのは、冷静沈着な頭脳派参謀・伴治。
彼や仲間たち(英治・佐久間)と共に、巨大な闇組織を追うことになる美栄子だったが、相手は政財界と結びついた黒幕・竹治。
命を狙われ、罠にかけられ、何度も絶体絶命に陥りながらも、
美栄子は「逃げない」と決意し、自ら囮となって陰謀の核心へと踏み込んでいく。
やがて明らかになる、軍需横流し・密輸・汚職の全貌。
命がけの戦いの中で、
無気力だった伴治もまた、美栄子に影響されて成長していく。
「君がいるなら、俺は逃げない」
互いに支え合い、信じ合いながら、二人はついに黒幕を追い詰める。
すべてが終わった夜明け――
伴治は、美栄子に真っ直ぐな想いを告げる。
そして二人は、恋人から夫婦へ。
事件を乗り越えた先には、
穏やかで温かな家庭と、作家として羽ばたく美栄子の未来が待っていた。
これは――
地味な女性が、自分の力で人生を切り拓き、
最愛の人と幸せを掴むまでの、大正ロマン逆転恋愛物語。