あらすじ

これは、独白だ。 愛されるとは何か。 私なりに定義すれば、それは存在の肯定である。 私が理想とするのは、 お互いが身を削らず、受け取ることも差し出すこともせずとも、 ただ相手が存在していることに感謝し合える関係性だ。 幸福のための献身を否定するわけではない。 人はそれぞれ、 時間、言葉、贈り物、触れ合い 大切にする形が違う。 愛の表現もまた、多様であっていい。 ただ、それらはすべて 「存在の肯定」の上に載っていてほしい。 もしその土台がなければ、 どれほど時間を使っても、 どれほど言葉を重ねても、 どれほど尽くしても、 それは独りよがりで、虚しい。 まず肯定されること。 その上で、与え合うこと。 私は、その順序を大切にして生きたい。 それらが尊いのは、互いの根底に 「このままでここにいていい」という肯定があるからだ。 何かを与えるから価値が生まれるのではない。 役に立つから必要とされるのでもない。 存在しているだけで、すでに十分である。 私は、そうした関係の中で生きたい。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/02
  • 現在の作品正倫か不倫か